春間 豪太郎
1990年9月11日生まれ。冒険家。
行方不明になった友達を探しにフィリピンへ行ったことで、海外や冒険に興味を持つようになる。
冒険をして困難を乗り越えることで、「今の自分には見えない新しい世界」が広がることに気付き、更なる冒険の為に様々なスキルを身に付けようと決心。
医療技術や交渉術など、これまでに高めたスキルを活用して仲間と共に困難を乗り越えるような冒険が好き。このスタイルの冒険は、その性質上「リアルRPG」と呼ぶことにしている。
バイトをしたり、翻訳などでフリーランスをしたりして生計を立て、次の冒険への貯金を行っている。
2020年にラクダと砂漠を冒険したことで、生涯の夢を果たした。
2021年4月から筑波大学に編入学し、理工学群 工学システム学類にてロボット工学を学ぶ予定。
これまでに習得したスキル
・語学スキル
現地で一人暮らしできる水準まで達したのは英語、フランス語、アラビア語(チュニジア方言)、そしてロシア語。その他学習した言語はスペイン語、中国語、ピグミー族の言語[バカ語]、モロッコ語、キルギス語など。これまでの語学経験値により、未知の言語に対してもある程度は勘が働くようになった。
・医療スキル
船舶衛生管理者。栄養学の知識に加え、創傷の手当や注射による薬剤投与、聴診器を用いた疾病診断など。このスキルの習得後、既に何度も動物たちに対し注射などによる治療を行っており、役立っている。
・気象予報スキル
気象予報士。小型の船で安全に日本一周をする為に独学で習得。天気図や衛星画像を解析することで気象や水象によって起こりうる危険を予測できる。
・操舵スキル
小型船舶一級。このスキル習得により、海ステージで冒険ができるようになった。
・プログラミングスキル
応用情報処理技術者。冒険用のアプリ開発など。専用のオフライン地図アプリや、動物用の発信機、機械学習機能付き温度計などを自作。独学で習得。Androidユーザーなので主にJava。スマートウォッチ連携や組み込み機器用にCなど。
・教育スキル
小学校教員一種。大学で教育実習を経て習得。冒険中に出会った子供たちに何か教えることがあれば役立つ予定。
・交渉スキル
そろばん(珠算一級)による暗算スキルに加え、歌舞伎町などでのキャッチ経験や、事あるごとに積極的な交渉行為を行ってきたことで習得。値段交渉やヒッチハイクの交渉などで役立っている。
・味方を見つけるスキル
キャッチや交渉スキルなどのレベル上げと、生まれ持った集中力や想像力等により習得。相手の持つ雰囲気が見えるようになり、それを見ることで相手が善人か悪人か、どの程度助けてくれるかが分かるようになった。おそらく共感覚の一種。企業の協賛や現地ガイド無しで単独で冒険を成功させる上で、絶対に必要なスキル。すべてのスキルの中で最も役に立っている。
・野宿スキル
様々な環境での野宿やホームレス経験により危機管理能力が向上したことで習得。大都会の路地裏でも土砂降りの森の中でも、安全かつ快適な寝床を見つけて就寝できる。
・護身スキル
主にキックボクシング。両利きなのでサウスポースタイル。フックとロー、前蹴りが得意。付け焼刃程度にフィリピンのナイフ術も学んでいた。
・学習スキル
中学生の頃、学力の低い自分が許せず毎日20時間勉強し続けたことで習得。耳の記憶力が良いらしい (IQ136) こともあり、興味のある分野を効率よく早く深く学ぶことができる。深度にもよるが、他の事が手につかなくなる上にその学習以外の日常面での記憶ができなくなるためデメリットの非常に多いスキルではあったが、自分に合った訓練をして試行錯誤することで、25歳を過ぎた辺りからは任意の分野に対しても集中力を発揮することができるようになった。
・音楽スキル
歌と、専門学校で専攻していたドラム。音楽好きの民族、ピグミー族と暮らしていた時やチュニジア人とコミュニケーションを取る際に役立った。
・料理スキル
高校からは半一人暮らしだったため自炊が多かった。日本料理屋の厨房で従業員にまかないを作っていたこともあるが、普段の食事は洋食派なので和食は苦手。発展途上国の限られた食材で栄養状態を良好に保つ為には必須のスキル。
・毒見スキル
冒険中、不衛生な食事でも体調を崩さないよう、日本にいる間も定期的に腐った物を食べてきたことで習得。状態の悪そうな食べ物を舐めたりかじったりすることで、これは食べても大丈夫かどうか、そして腐っている場合はどの位の量なら体調を崩さずに食べられるかを判断することができる。
・乗馬、調教スキル
理由は分からないが、動物たちが指示通り動いてくれることが多い。馬やラクダに乗ったり、様々な動物の調教・誘導などができる。最も相性の良い動物はラクダであり、ラクダの立ち乗りをしながら、遠くの景色を写真に収めたり誰かに合図を送ったりできる。
・ダイビングスキル
PADI アドヴァンスド・オープン・ウォーター。素潜りは水深12m程度。海の冒険では、船底のプロペラに絡んだ海藻を取る場面で役立った。海底洞窟などに行くことがあれば使えるスキル。
経歴
2010年
行方不明になった友達を探しにフィリピンに行く。彼を探す手がかりは半年前の滞在場所と写真のみ。これまでの海外経験は高校の研修旅行のみで、これが海外や冒険に興味を持つ最初のきっかけになる。
大学 (教育学部 数学専攻) と音楽の専門学校の夜間部 (ドラム専攻) を掛け持ちしつつ、家庭教師や厨房スタッフ、弁当配達、引っ越しなどのバイトで生活費を稼ぐ。
2012~2013年
大学を休学し、国内外問わず転々として経験を積む。
旅館の住み込みバイトやパソコンの技術的なヘルプデスクなどをして資金を稼ぐ。
海外ではスラム街に入り浸り、ヒッチハイクや野宿などを繰り返して友達を作り、危機管理能力を高める。また、護身用にフィリピンのナイフ術 (素手でもでき、相手の武器を奪い取ることに秀でた武術) もかじる。
国内では歌舞伎町や難波、祇園で客引き系の仕事をして交渉スキルを磨く。
また、在庫管理や取引先店舗とのメールのやり取りなどを含む簡単な事務作業を、業務委託としてフルタイムでやって生計を立てる。
働く中でふと、日々の単純な作業を自動化できるのではないかと考えVBAというExcelやOutlookの自動化について勉強したところ、朝出勤して一度ボタンを押すだけでその日の業務がほぼ終わるというツールが完成。
業務委託であるという性質上、クライアントからの仕事が減らされてしまうとのことで上司から叱責を受け、ツールは程々に使用することに決定。
その後更に独学で勉強し、プログラミングのスキルを身に付ける。
2014年
大学に復学。
ジムに通い、護身用にキックボクシングを始める。良い師に恵まれ、毎週5日〜6日ほどひたすらサンドバッグを叩く。グローブとバンテージをつけていたが、手に一生ものの傷ができた。
空いた時間を利用して国内外の様々な場所へ行き、離島でサバイバルをしたり、地下水路をビニールボートで下ったりする。
塾講師や牛丼屋の夜勤、治験バイトなどで生計を立てるも、キックボクシングや冒険準備の兼ね合いで十分に働く時間がとれず、 大学卒業後のエジプト行きの費用が充分に確保できず、クレジットカードのキャッシングで借金をして行くことに決定。
2015年
大学を卒業。
エジプトの砂漠でラクダと一緒に旅をしようとする。
帰国後即、海外ボランティアの一員として2か月ほど訓練を受ける。内容は発展途上国で生き抜くために必要な教養やビジネス英語、サバイバル訓練や感染症への予防接種などだった。
更に空いた時間を使い、濡れマスクをしてシャトルランを毎日自主的にやり体力を高める。濡れマスクをした状態での記録は111。
本来はコンピュータ教師としてオセアニアの島国に派遣される予定であったが、もろもろの事情により派遣されることはなかった。
その後、カメルーンやモロッコへ行く為に、旅館での住み込みと併せてフリーランスとして翻訳やプログラミングの案件を受注して貯金をする。
フリーランスは今回が初めてだったが、客引きや事務仕事の経験によって営業力が高まっていたおかげで、翻訳もプログラミングも実力は大したことが無いにも関わらず途切れず案件を受注できるようになる。インターネット経由でどこでも金が稼げるようになる。
夜明けから夜21時頃までの旅館での仕事に加えて空いた時間はほとんどフリーランスの案件処理に充て、ほとんど寝ずに働き続けた結果、3か月で100万円を貯金することに成功。
余談だが、更に空いた時間を使って身体能力を高めようとしたところ、ウインドミルを習得成功。
2016年
カメルーンの熱帯雨林の中でピグミー族と共に自給自足のサバイバル生活をする。
「キャラバン」「行商」をコンセプトに、自作の荷車を引いたロバとともに徒歩で1,059kmのモロッコ横断の冒険をする。
上記の冒険中もフリーランスとして案件を受注し金を稼ぐ。
クライアントは主に欧米、中東の法人。日本語ネイティブであるという希少性を活かし、アフターサポートがほぼ必要ない翻訳で冒険費用の不足分を補う。
2017年
モロッコからの帰国後、家賃2万円のアパートで暮らし始め、某メーカーのスペシャリストとしてスマートフォンのテクニカルサポートとして働く。
その後、前回の冒険での反省から、自分や動物を守るには自分はあまりにも無知だと考え、船舶衛生管理者という国家資格の登録講習を一ヶ月間受講する。
臨床に特化した医療手法を現役の医師達から学ぶことができた。
船上で緊急時に医師の代わりをしなければならないという性質上、広範な薬剤の知識や創傷の手当はもちろん、聴診器を使った疾病診断や注射の実践など内容は多岐に渡り、そのどれもが自分や動物たちの健康保持や非常時の手当に繋がるものであった。
講習費用は20万円以上でありそれまでの貯金が消し飛んだので、キルギスでの冒険費用を確保する為に、講習中は目黒近辺でホームレスをして凌ぐ。
遊牧民が暮らす国で馬と共に旅がしたいと考え、中央アジアのキルギスにて馬に乗り1,086kmの冒険をする。
廃倉庫でイヌワシやオオカミと共に暮らす男のところに居候をする。
羊を連れて冒険がしたいと考え、羊二匹と犬を連れ505kmの徒歩野宿旅を行う。
2018年
まとめサイトに掲載された影響で出版社の編集さんから連絡が来たので、モロッコでの話を書籍として出版。
キックボクシングをしつつ、省庁や法人向けのコンピュータに関する技術的な相談窓口で働く。
次の冒険では船舶を購入予定だったので1年以上勤務する。
また、出版した影響で、新潮社をはじめとして連載や記事の執筆、取材を受けることで収入を得ることができるようになる。
2019年
次回の冒険のコンセプトは海賊王であり、海賊王であると同時に海賊王にふさわしい航海士でもある必要があったので、天候の勉強をして気象予報士の資格を取得。
また、1級船舶免許も取得。
中古のヨットを30万円で購入し、1年前からアパートで飼育していたインコと共に5,240kmの航海を経て日本一周を達成する。
2020年
ラクダと共に、1,311kmに及ぶチュニジア周遊及び砂漠横断の冒険をする。